福島県議会選挙は雨の中の投票日でした。そのせいか、過去最低の投票率。大きな波乱もなく自民党は退潮、共産も現有議席維持でしたが、前回大きく議席を伸ばしたので流れで言えば「宮城県議選」の自民敗退・共産躍進の流れはこちらでも続いたと見るべきか、中央では解党も取りざたされる「民主」がそこそこ勝ったのは「自民一辺倒でも困るが、さすがに共産にはアレルギーがある」と言う微妙な心理でしょうか。

投票所に行く道すがら、折からの雨で増水した滝が、紅葉の残る岩肌で遠目には2本に見える水の糸を垂らしていました。観光地でなくとも、このような風景が楽しめるのも田舎のいいところではあります。
「選挙」と「滝」と言えば、思い出し話が一つ。ずいぶんお世話になった大学の研究者の実家が「造り酒屋」、銘柄が●滝という、何ともいわれがありそうな名前で、城下町でも聞こえた名家だそうです。その研究者の方の、さらに先輩の研究者が言うには「選挙の時には好まれん銘柄」だそうで、理由は「滝は落ちるから」で、笑い話のようですが「選挙を戦っている候補者」は文字通り藁にも縋りたいわけで、昔は酒の売り時だった「選挙時」にも縁がなかったそうです。

さて、拙宅のお隣さんも無事当選。県内唯一の議席を守りました、原子力災害がまだまだ癒えず「日々戦場」のような福島県政、戦いは続きます。
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