峠を越えようとするとまだ紅葉。暖冬傾向か、気温の低下が遅くて紅葉が長持ち、と言うニュース。長持ちすればいいのかはともかく、栗子越えの行き帰りまだ遅い紅葉が楽しめます、もう11月中旬なのですが。

吾妻山にも冠雪は見えません。しかし、暖冬というのが曲者で、今年の夏な猛暑が一転冷夏、昨年は暖冬で雪が少ないと油断すれば2月に2度の大雪、今年も暖冬気味で雪がと気をもめば大雪はなし。助かったと言えば助かったのですが、雪がないと春の渇水が心配な1次産業、何とも気まぐれな「気象」は予報とというより、どうにでも対応できる「リスクマネージメント」の方が肝要なのかもしれません。
峠越えの手前の福島県内では現在「県議会議員選挙」、4年前の春の統一地方選挙で実施予定が同年3月の震災で11月にずれ込み、それから4年経って11月のまま2度目の選挙。そういわれれば4年は早いものです。 道通しの復興ですが、盛り上がりはイマイチのようで投票率も前回を下回る予想、大むねこのような予想は天気予報より当るようです。先立って行われた宮城県議選では、安保法案やTPPをあって、自民の苦戦と共産の伸長した結果でした。同じ被災県でも原発事故が絡む福島は状況がさらに複雑です。地震・津波は気象と同じ天災ですが、原発事故は明らかな人災ですので。 高速増殖炉「もんじゅ」も運転不適正の判定で廃炉の可能性も出でいるとのこと、人災もさすがに「学習効果」は出てきはじめたようです。
 生活に密着した市町村議選より、中間距離の県議選は盛り上がらないとも言われますが、何年か空き家だった「隣家」が突然選挙事務所になりました。
原子力災害については、事故現場からの距離や汚染状態、生活様式や家族構成、業種・業態で様々な影響を受けていますが、対外的には[福島県」と言う括りで論じられることが多いようです。もっとも、東電などは微妙と言うか狡猾に「旧避難区域」「避難準備解除区域」と目に見えない放射能に対し、実態とはあまり関係のない線引きを持ち出しますが。 東電はともかく、福島の対応が世界から問われているのは間違いありません。県議選の最後の盛り上がり、期待しています。
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