再生可能エネルギーの展示商談会が郡山で開かれました。

REIF2015で今年が3回目、主催者の発表だと「過去最大の出展数」「県内の企業が参加」とありましたが、バッテリーや発電機材など県外の大手が多く、あとは公益財団等の場所埋?が多くみられました。 発電・蓄電の実施例も県外が多く、もっとも際エネと言いながら「原発事故処理で実際それどころではなかった」福島の実態が垣間見えます。

当然のことながら、各ブースは撮影禁止なので、当たり障りのないところの写真だけ。 実際使っている農地の上で、農業収入+売電収入の事例紹介もありましたが、「低下する農業収入をカバーする」のふれ込みはともかく、水田や野菜畑のうえでソーラー発電しても、支柱が邪魔で農業収入がさらに低下しそうです。 「農業の継続が売電収入20年保証の条件になります」、といわれても20年先の農業生産現場はどうも想像しにくく、耕作放棄で余っている農地も点在していることから文字通り「屋上屋を重ねる(本来の意味とは異なりますが)」ことより、もう少し現実的な土地利用の方がいいのではないかと思います。

会場は郡山市にあるコンベンション「ビックパレット」、鄙には稀な近未来的なデザインのホールですが(建って20年以上は経っていますが)、東日本大震災からしばらくは避難所として、各ホールにブルーシートが敷かれ段ボールの仕切りで避難者が生活していました。立ち去ろうとした当時の総理が避難者に呼び止められたのも、当時の東電社長が土下座したのもこの場所だと記憶しています。
その歴史と再エネとは裏腹に「原油安」で東電が過去最大の収益。何とも皮肉な現実です、もう4年かまだ4年か。
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