朝晩冷え込んできました、その分日中ははくっきりとした青空。東北地方は晩秋に向かって駆け足です。
2haある野菜畑の奥で何やら工事中、畑の管理者に聞くと隣接する建材会社が「太陽光パネル」の設置だとか。規模からいって自家発電とかではなく完全な売電目的。

「電力の買い取り価格」がどうこうという騒動もありましたが、再生可能エネルギーは原発事故を抱えた福島としては当然推進する施策、四国でも原発再稼働の話がありますが、東電の事故対応を見ても「無傷」で残った福島第2原発にしても東電としては未練があるようですが、まずはあきらめた方が得策のような気がします。ここにきて、一年遅れで遮水壁が出来たとかと言っていますが、対応が官僚的で東電首脳が言う「被災地に寄り添う」などと言う状況ではありません。もっとも、官僚的と言うと「官僚」の皆さんから怒られるかもしれませんが。 ともあれ、福島で再稼働と言うのはありえない状況かと思います。

その、原発事故で割を食ったのがこちらの農業。ソーラ―パネルではありませんが、太陽光を浴びているのが芽を出した「ほうれんそう」これから寒風の季節になりますが、低温に負けない成長で肉厚の葉野菜に仕上がります。 夏過ぎの気象変動によって、野菜の出荷が思わしくなく「消費地のスーパーでは野菜高」と報道されますが、こちらの野菜農家の実感では「それほどではない」「かえって安い」と言う声。首都圏出荷で捌けない分「地産地消」の名目で地元消費になるのでしょうが、もともと消費のマスの問題で呑み切れるものではありません。これまで、事故から5年近く経ちながら産地の努力が足りないと言われては立つ瀬がありません。
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