今年の夏は途中から冷夏に転じたせいか、紅葉の鮮やかさが「いまいち」のようです。しかし、山道を走ると目を奪われるような「赤」や「黄色」に出くわします。 郡山市熱海町から猪苗代の横向温泉を経て、土湯トンネルから福島市に戻るコース、母成グリーンラインと言われる山岳道路はかつて有料道路でしたが今はフリー。戊辰戦争で会津に迫った官軍の進軍路のひとつで古戦場もあります。

落葉の始まった雑木林からびっくりするような赤や黄色は目に飛び込みます。車を止めてじっくりみると、普通のモミジ。光の具合か目の覚めるような赤に見えます。

常緑樹の緑と黄色と赤の紅葉、背景の青空、土地の特産物「大根」の直売所が何となく風景のアクセントになります。店のおじさんに聞くと震災以来「観光バスは減った」風評被害と言っても「うち等辺りじゃ統計も取れないが」とのこと。温泉街のような観光協会があるわけではなし「孤立無援」の戦いはこれも白河から官軍の火力に圧倒され、後退を続けた会津軍のよう。 何とも、悲しい歴史は繰り返します。
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