農業関係者のみならずはTPP妥結の余波が残るなか、今年日本人2人目のノーベル賞。ニュートリノのことは何度聞いても理解できません。大阪でコンべションに行くのに、「ニュートラムに乗ってください」といわれ、何ですか?と聞いたところ、「ゆりかもめ」みたいなものです、と言われて、地下鉄やJRから接続する新しい交通手段だとだとわかりました。ニュートリノの方は、もちろん全くわかりません。
TPPの今回の会議は開かれたアトランタは、20年以上前一度訪れました。もちろんアトランタ五輪の前です、たぶんバルセロナオリンピックの年だったので4年前か。まだ五輪の準備中でしたが最新式の地下鉄が「オリンピック用」と聞いた覚えがあります。あの頃アトランタでも現在の東京のようなドタバタがあったのでしょうか。
キューバ系米国人のご家庭にホームステイしました、カーペンターだと言うご主人と奥さんと一人娘。朝食は干しベーコンだけだったことが印象的です。 その時のアトランタの街は熱狂していました。大リーグ「アトランタブレーブス」がポストシーズンを勝ち残り、ワールドシリーズでカナダのトロントブルージェイスを迎えつ、まさにその時期。アメリカでは今日からポストシーズンに入り、まずはワイルドカード決定戦、ニュートリノほどではないにしろ、これもわかり難いシステムですが。ニューヨークヤンキーズの初戦先発は田中マー君、こちらも楽しみです。

来月末、ベラルーシから来る放射線や免疫学の研究者を福島の農場に案内します。さすがに「ホームステイ」にはなりませんでしょうが、旧ソ連のみならず、りんごは旧約聖書にも出てくるヨーロッパでもなじみのある果実ですが、この時期の日本の「ふじ」りんご、とくに有機肥料で栽培したりんごは彼らを相当驚かすでしょう。 彼らにとってこの時期の「ふじ」は食品ではなくアートです。しかし、芸術的な品質には自信があったにしても、これを競争力のある持続可能なビジネスに仕立てるのには、新たなイノベーションが必要です。そして、こちらのイノベーションは「社会科学」の範ちゅうか。何れにしても、大リーグのポストシーズンもTPPもその幕は切って落とされました。
スポンサーサイト
|