秋の彼岸、金木犀も散ってすっかり秋。残暑も今年はそう厳しくありませんでした。

先月の、月遅れのお盆以降、猛暑一転長雨と冷夏。相当進んでいた稲の生育も突然の冷夏でブレーキがかかり、この分では秋の彼岸が稲刈りのピーク化と踏んでいましたが、その長雨と先日の台風で水田の地面が緩んだせいか、まだ本格的な稲刈は見かけません。 対照的に、りんご等果物は生育の前倒しが進んだままで、ジョナゴールドなど中生系のりんごまでもう黄色くなったとのこと、全く気象と植物の生長の関係は複雑怪奇です。
しかし、空の色と雲の様子は秋ただなか。いつもは秋の長雨の後に現れる10月の晴天のような青空です。春桜の後を彩る街路樹のハナミズキ、気が付けば赤い実をつけています。あまり目立たないのは葉をつけているからか、冬とも違い未だ食料がふんだんなのか野鳥も来ません。

秋の空と雲を背景に、楓も色つきました。夏の強烈な日差しから少し淡泊になった秋の日差しが、独特の色を形成しています。 人間の視力が色を見分けられるのは、赤と緑と青。後の色彩はこの3原色の組み合わせだそうです。色といってもプランターインクのような3原色ではなく、人間の視力に届くのは光の3原色。分光器で分けると全ての色が、光の3原色の配合であることが分かります。現在は大学の工学部(正確には大学院の研究科ですが)と、この技術を用いた研究開発に取り組んでします。
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