晴天が一転かき曇り、突然来る雷雨や夕立ではなく、朝かな静かに降る雨。夏の雨ではなくもう秋の雨です。カレンダーを見反すとまだ8月なのですが。
猛暑から一転、何とも早い秋の訪れに、戸惑ってしまうのは何といっても農業生産者。 春きゅうりの収穫を終えて、苗を植え替え育ててようやく2度目の収穫期、季節がひと月進んだような天候気温に管理も大変です。

この天候で、少し「うどんこ病」が出始めたとのこと、夏秋きゅうりは病気との闘いになります。農薬の依存度が低くなるように肥料設計から考えていますが、これだけ天候の変化が大きいと補い切れるわけではありません。市場出荷の場合、天候不順で集荷量が全国的に落ちると、市況が上がり風評被害の「福島産」もそこそこ買いが入るのですが、そんな理由で売れても仕方がありません。まして、有機栽培・差別化・高品質路線には先の風評被害と天候不順はダブルパンチになります。

冬に向けての冬ニラの株作りも重要な時期、貧弱な株からは2番刈、3番刈と進むたびに葉が細く薄くなります。追肥の化学肥料は味を落とす結果になります。「上海みたいに株を落としたくない」と農家の時事ネタに仕方なく相槌を打ちながら、時事ネタところか社会現象である「風評被害」を憂いるばかりです。
秋・冬に向けて「ビニールハウス」も、もうひと頑張りです。
スポンサーサイト
|