台風の影響でどんよりとした曇り空。厳しい残暑を予想していたのですが、一転秋のような気候です。 農家の庭先、行く夏を惜しむように「名残の夏野菜」、たわわに実ったミニトマトは本当に甘そうです。

直売所に持っていくにも、これだけ熟すと実割れや軟化のリスクがあるため、ここまで赤くは出来ません。市場出荷となると消費までもっと日数が掛かるので、下の方に見える「青味が残るオレンジ」程度で収穫しななければなりません。 ですから、これだけ赤く熟したミニトマトを食べれるのは「農家の特権」。噛むと口中に「種」と「甘さ」が弾けるように飛び散る様を想像します。
ところが、栽培方法を誤るとその甘さが出てきません。赤いけど甘くはなくて「実もぶよぶよ」と言うことがあります。初めて伺った農家で、そうではないことを願います。伺った要件が「農業生産」ではないので、「生産技術」の話はさて置きましたが。

隣には「立派な枝豆」とおもいきや、「ツルナシインゲン」。しかしこれは少々立派に育て過ぎ、葉色から見ても肥料が多すぎたか。つい多めに施肥してしまいがちなのが庭先の野菜、生ごみなどで堆肥を作り、化学肥料は使わずにゆっくり育てるのが「コツ」です。いまは、農家に家畜などと言うことはほとんどなくなりました。耕作農家と大型畜産に分離しました、生ごみ堆肥、稲わらなどの粗大有機質、これらの活用がおいしい自給野菜のキモです。
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