川内原発が再稼働したとのこと。当初言われていた「夏の電力需要を乗り切れるのか」も、原発がなくともノープロブレム。ひっ迫・綱渡りと言うこともあまり聞きませんでした、「仕事や税収が減って地元では困る」と言う経済事情と「目先のコストは原発が安い」の電力会社の思惑の一致。
原発事故に見舞われた福島でも「親切ごかしに近づいては金儲け、あるいは声高に自己主張のみ繰り返す」輩に少々へきへきしているところもあって、割合冷静に再稼働も見ています。 もちろん[福島から反対の声を!」のアジテーターもいますが、「在るものをコストをかけて冷やしておくんだったら動かしたら」と意見もあり、結局のところ「こっちの尻拭いも終わんないうちに」で、原発の安全神話をまき散らしたうえに事故収束もままならない、政府東電批判に続くのですが。

福島第1原発から70km以上内陸部、果樹園の樹木が切られ夏草に覆われていた「空地」が工事の気配、新しい宅地造成が始まるようです。もちろん他の地方都市同様、人口はピークアウトしているのでおもに避難者の新築需要への対応か。避難地域で畜産を営んでいた知人は仮設住宅に住んで避難地域の漁港の後片付けに通っているとのこと、「何もせずにパチンコ三昧」と針小棒大に言われるのが何より嫌だと言います。
いわきや相馬ならまだしも、原発の付け根のような位置にある漁港が「復活」できるかは未知数で、避難先で新しい生活を始めている人も多くいます。

住宅集積を見込んでコンビニも開店するようです。「にぎわい」が生まれるのは結構なこと、ただ「にぎわい」が継続するコミュニティが生まれる、ためには長い月日も必要です。1000年に一度と言う災害もあって起きた原発事故で1瞬のうちに生活環境が変わった人々が大勢います、4年半は無論のこと10年20年で落ち着く話ではありません。
スポンサーサイト
|