「夏は暑いもの」と、昔の文学者なら達観したこともいいそうですが、それにしても暑すぎます。 エアコンの自動車ならまだしも、この超炎天下の下、自転車で移動中の部活の行き帰り、練習用のジャージを着た中高生を見ると「大丈夫か?」と思ってしまうほどです。 今はかつての精神主義とは違い、十分な給水をしながらの練習だそうですが、この気温だとそれ以外の例えばチャリおばさんなどはこぞって屋内退避のようです。

そして、猛暑のなかで頑張る事例がここにも。あと、20日ほどで出荷が始まる梨畑、雑草がきれいに刈り取られています。この刈り具合だと乗用の草刈り機か。梨の棚の下ですので屈み込んでの作業になります。棚を上に上げると作業は楽ですが、上の方の果実は枝には届かなくなり、脚立で作業をするようになると、返って作業効率は落ちます。いずれにしても程度問題ですが。
ともあれ、乗用とはいえ木と支柱の間を縫ってこれだけきれいに刈り込むのは相当の重労働。刈り取った雑草が乾燥にながら発する匂いがまた夏の匂いでもあります。

今の時期のコシヒカリにしては葉色が濃いのと草丈が高いので違う品種だと思います、あるいは餅米系かもしれませんが、出穂し始めた水田も見つけました。あと半月ほどで殆どの水田で出穂します、この時期に「高温」に会うと不稔、つまり実の入らない穂になるとも言われますが、灼熱の太陽の下でそんな対策は打てる筈がありません。
豊作を喜ぶなどは、形だけの伝統行事になりました。この上政府は「耕作放棄地」に宅地並みの課税をするとのこと、それによって「やる気のある農家」に耕地が集まるのだそうです。そんな絵にかいたような構図の通り事態が動くか、ちょっと無理だろうと思います。
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