自然科学と社会科学との間をつなぐような仕事や研究をしていると、時として「専門外」の分野にも足を踏み入れることになります。 パソコン一台あって、ネットでつなげる環境があれば、多少の情報は検索して直ぐにでも集積できます。パソコンのない時代はどうしていたのかと考えると、ゾッとします。図書館に出向いて必要個所をコピーして、そんなことで済ましていました。最初に論文(と言えるほどのものではありませんが)を書いた卒論は、まだ青焼きコピーでした。書き写さないでに済むことだけで結構満足でしたが。

ネット検索で済まなくなると、やはり大学に行って研究者とのやり取りになります。学部の学生に教えている内容だとまだ何とかなるのですが、院生特に博士過程レベルの研究になると専門外の分野では理解も難解を極めます。 そのレベルになると、ブレイクダウンすると言っても誰でも理解できることにしようと思うと、実態の本質が変わってくることもあります。「これは●●でそういうものと思ってください」と言うしかないのですが、ビジネスモデル、品物やサービスを購入する側・それについて金銭や労働力を投入する方はどうしても、理解できなくともしたがります。

研究機関への行き帰り、パソコンのモニターから目を転じてみる公園の、青空と緑が目に鮮やかです。情報が過多になって「頭が三角」状態から、整理して再度構築する。この作業を繰り返しながらなんとか共同研究を進めて行きます。
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