7月に入りました。梅雨の最中です、曇天と降雨とときたま差す日差しの繰り返すでさすが、間違いなく盛夏と実りの秋に向けて季節は進んでいます。

当初、空梅雨気味で心配された水不足も、本格的な梅雨入りで解消されてきました。農業用水も兼ねる森林公園のため池も満水です。
先月、一般農法の水田より生育が遅れている有機栽培の水田をお伝えしましたが、初期生育が遅れるのは有機栽培の特徴、あわてて追肥などせずに生育を見守ることが肝心です。

約3週間ぶりに見ると、周囲の一般農法の水田に劣らないほど生育は回復してきました。有機稲作の特徴で葉色は淡いのですが無駄な繁茂もなくなかなか良い(稲作の目的はコメの収穫でワラを採っても仕方がありません)バランスのとれたイネの形です。 これがあと3~4週間でまた一気に育ちます。よく追肥を聞かれるのですが、まだ必要ありません、著中で分解が進む有機肥料で間に合います。

近くの一般農法の水田、まだ現時点で生育は勝っていますがよく見ると(写真ではわかり難いでしょうか)、稲の色がが所によって斑に見えます。これは追肥の影響かと思います(ヒアリングをしてわけではないので推測です)、時期からいえばケイ酸カリか、まさかNKはまだ振らないとは思いますが。この斑も何日かで落ち着いてくるのですが。
有機水田の方は約1ヶ月後、(その頃は生育は逆転しています)実のための有機肥料を追肥します。量は「葉いもち病」の発生状況等を見ながら判断します。まずは振り過ぎないことが大切です。
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