阿武隈山系を移動しながら、分析を委託している大学へ送る検体採取。検体と言っても野菜ですが。 その品質に至る栽培履歴や環境も調査しないといけないので、「宅配便で送って」と言う訳にはいきません。いつも書くように、山間部に行くほど、田畑の耕作放棄が目立ちます。
忙しい思いをしているうちに今年も前半分終わりました。7月、もう七夕です。山間の小さな城下町の軒先「七夕飾り」が揺れていました。

この町は三春町、大観光地ではありませんが春には日本三大桜「滝桜」もあって、そこそこ知られた街です。以前は城下町らしく入組んだ道路でしたが一本道のメインストリートが整備中です、さすがに坂道は解消できないようですが。
三春は戦国時代は伊達氏ともゆかりが深かった戦国大名田村氏の本拠地、田村氏は坂上田村麻呂の末裔とも称されます。 江戸時代も小藩ながら三春藩の城下町で城がありました。そして、城下町のご多分に漏れずお寺が目立ちます。

戦国時代、離合集散を繰り返し主従関係を変えながら生まれては消えた大名や地方豪族、その時代の城跡もいくつか残ります。今は二本松にしなったその時代の城跡、神社になって形をとどめます。城と言っても天守閣などあろうはずもなく、急峻高台に館がある砦のようなもの。二本松城主の畠山氏の出城で伊達氏の攻撃で落城しました、独眼竜正宗の父輝宗がだまし討ちに会い拉致された場所であることでも知られます。

NHKの大河ドラマで歴代最高視聴率を誇る「独眼竜正宗」。主役の正宗に最近ミュージカル「王様と私」で好評を博した渡辺謙、父の伊達輝宗役がソフトバンクお父さん犬の北大路欣也。そこからも既に四半世紀以上、時の経つ速さに驚いています。
スポンサーサイト
|