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怒髪天を衝く
物騒なタイトルになりましたが、東電の話。
梅雨入り宣言の途端に、堰を切った様に雨が降ります。雨の昼下がり福島駅周辺が混雑していると思ったら、TBSの「音楽の日」なる生放送。かなり有名なシンガーの生ライブが駅のホームであり、SLが東北本線を走るとのこと。後でテレビを見ましたが、かなり有名なシンガーたる男性アーティストを初めて聞きました。因みに仙台駅は香西かおりだったとのこと、そちらなら分かります。

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4月から始まり6月末で終わる福島に旅行者を呼びjこもうとする「デイストネーション・キャンペーン」の最終イベントの意味合いもあると聞きます。震災復興を後押しする試みのひとつです。

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以前の平穏な生活が戻っているようにも見える福島ですが、避難からの帰還の問題、産業振興の問題と課題は山積みです。

昨年末に東電が営業損害の賠償を5年間つまり来年3月で打切る素案を発表して、産業界から猛反発がありました。そこで資源エネルギー庁からの指導もあったとのことで素案を撤回して、これから2年分を一括で支払いその後は個別事情によって対応すると言う回答で、東電の責任者と福島県知事の交渉でも「個別事情」を勘案するなら、との条件でおおむね了承をしたようです。
つい先ごろも東電社長が誠心誠意被害にあわれた皆様の・・・との決まり文句で、「2年経過後も被害状況を各事業者に確認のうえ賠償する」と東電案に理解を求めたと言う報道でした。

それを受けて、6月26日に営業損害者の事業者説明会が、各業界の団体を対象に行われたと言うことです。商工会などですが、事務局や担当者対象ですがその中でもかなりの不満や異論が出たと言うことです。各業界団体と言う括りもかなり微妙で、例えば、旅館・ホテル業界でも復興需要や先に上げたイベント等によって事故前の水準以上の稼働率のビジネスホテルがあったかと思うと、原発事故によって殆ど人が入らなくなった修学旅行や教育実習専門の旅館があります。設備産業で立地の制約もある旅館業で急に「ビジネス客を入れろ」と言っても無理な話で、ですから各団体の出席者も会員業者の収益に濃淡があり、団体の総意と言われても、発言に困ることもあるはずです。

また、自民党青年局の勉強会で、講師のお騒がせ小説家が「沖縄の新聞2社をを潰せ」と言ってこれも騒動になっていますが、県単位で地方紙が2社あるのは沖縄と福島くらいだと聞いたことがあります。沖縄の事情は知りませんが、福島の地方紙2紙体制は色々歴史的な経緯はあるのですが、「読売系」と「毎日系」になります。事件・事故の報道は基本的に事実を伝えるので差はあまり感じませんが、社説など報道機関の考えたか入る記事は何となく「親分新聞社」の色が出ます。もちろん、読売・毎日の違いなので、朝日と産経ほどの差はないのですが。

さて、先の東電の説明会の記事ですがかなり体制に近い意見の読売系の地方紙の報道でさえ、東電への不満が充満して相当厳しい反論や質問が出たと言う報道です。「4年何か月経過しても東電の賠償姿勢には誠意が見なれない」「担当者に電話も取り次がない」「請求書の用紙も送ってこない」もっとも請求内容を見ないと賠償するしないも判断できないはずで、被害者の団体が怒るのも分かります。
しかも、先に約束した2年後の個別対応も「2年先のことは担保出来ないと」知事に対する約束も反故にするような発言だったということです。
もっとも東電にも言い分があって、事業の再生のための集中支援期間を終えても「賠償」があるとなると自助努力をしなくなる、と言うのももっともな考え方です。しかし、第三者的な役割の損害賠償紛争解決センター辺りが言うのならまだしも、事故加害者たる東電に言われると、いかに団体事務局の職員であろうとも怒るわけで、これが実際の被害事業者で先が見えない状態であれば「怒髪天を衝く」のも当然すぎるくらい当然です。

私は幸か不幸か東電と直接交渉したことはないのですが、例えば漢方薬の薬草を栽培している薬剤師などは農家でないのでと言う理由で栽培しても売れない損失を賠償しようとしないそうで、この薬剤師は以前からの友人で決して激情型の人間ではないのですが「東電は人間ではない」と怒りを込めて語っていました。漢方薬などは有機農産物と一緒で健康に気を使う人がマーケットで、県外であっても青森から長野まで、本州の北半分の生産の薬草はまず売れないとのことでした。

東電の広瀬社長が語っていた「合理的理由」の「合理」についてまた書きたいと思います。
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