冬に植え付けし、春から初夏まで収穫を続けてきた温室の「春きゅうり」もそろそろ終わりです。同じ春きゅうりでも春彼岸過ぎに定植した無加温もの、そして霜の心配がなくなってから外の畑に定植した露地ものも出回る時期になりました。

2月初旬、厳冬の中定植していたのを思い出されますが、4ヶ月以上を経てきゅうりの株も老化し、外気温が上がり梅雨の時期の多湿が続くと「うどんこ病」といわれる葉の病気が広がります。減農薬につきある程度の被害はあきらめ、それでも根や他の肥培管理等をしっかりしていると若い元気の良い葉が出てきます。

被害にあった葉は、取り除き若い葉での光合成を進めます。小指のような実がなり、先端に黄色い花を咲かせ実が肥大してきゅうりになります。肥大の途中で「変形」したものはその時にやはり取り除きます、変形していても必要とする養分は一緒なので、早く取り除いて健全な実にに養分が行くようにします。 それでも見つけ残しで大きく曲がるなどの変形きゅうりが出ることがあります。よく消費者の方に曲りでも味は同じなので、曲がったきゅうりを安く頂戴!と言われますが、好きで曲げているわけではなく、見つけ残しのごく少量、しかも曲りでも真っすぐでも送料は一緒。曲りを安くと言われても正直困るところではあります。
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