一説によると、アンデス原産のジャガイモがスペインに渡り、東南アジア経由で日本に来たころは花の「観賞用」だったと言います。 もちろん桜とさくらんぼのように、食用に特化された品種になってからも、同じような花だったかと言うと別になりますが、いまの時期ジャガイモ畑に一面の花が咲くと一面が白く見えます。

近くで見ると、純白ではなくやや紫掛かります。植えて当面の間は雨に少ない天候でしたが、このところ適当なお湿りがあります。不思議なもので、自治体などが「渇水対策会議」などを行うと、雨が降るという現象です。もっとも渇水会議と言っても、どこそこのダムの水位が何センチ下がったの下がらないのとという報告会で、農家には適切な農作物管理徹底させる、といった抽象的なものです。 そんなニュースが流れるたびに、農家の方からも雨の降らないときの「適切な管理」はどういう意味だとかのツッコミが入り、「会議のための会議」と揶揄されるところです。渇水対策会議の日程が決まっていたので降雨の後も会議を実施した、などと言う話にもなります。今回の少雨はそれほど深刻な影響はありませんでしたが、深刻なときには、そんな暇があったらで「雨乞いでもしろよ」と言う話になってきます。

とりあえす「渇水対策会議」のおかげで、雨も降ってじゃがいもの生育も順調モード、梅雨の上りを待って順次「収穫」が始まります。 じゃがいもの生産をお願いしていた、南相馬市小高区金房地区の農家さん収穫と初出荷は「相馬野馬追い」の頃でした。野馬追は復活しましたが、小高区はまだ人が戻れません。
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