「証文の出し遅れ」のような道路除染が続いています。季節外れの暑さの中、除染を進める作業員には気の毒な言い方になるのですが。 交通整理で止められて真近で見てたのですが、道路除染もシステマチックになりました。道端にたまった泥や残土、雑草をすくって水をまいてバキュウムで吸引する。単純と言えば単純な物理的な処理ですが、事故当年頃の高圧文洗浄機で水を出してそれが飛び散らないようにコンクリートパネル(通称コンパネ=厚手の合板板)を立てて飛散を遮ると言うような作業を、町内会で申請して購入した高圧洗浄機で町内会ボランティアで合羽姿で作業をしていたころを考えると、「進歩」なのか「遅かりし由良の助」なのか。

県も市も、予算成立→発注→作業と執行まで時間が掛かるのは行政システム上ある程度やむを得ないにしても、それにしてももう少し何とかなるだろうと思ってしまいます。
設置も作業も目的が違うと言ってしまえばそれまでですが、事故当年に自衛隊でも導入し「国民の安全」を確保してもらえば、現在の無理を重ねたような憲法解釈を待たないでも自衛隊の重要性と活動の幅はアピールできたように思えます。

もっとも、近隣の自治体にはついた除染予算を使わないで返納したところもあって、英断なのか民意を無視したことなのか。いずれにしても歴史的な評価が出てくるのは相当先ですが。
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