前回もお伝えしたように、今年の田植えも随分進みました。 田んぼに移植されたからと言ってすぐに生長を始めるわけではなく、新しい根が伸びて水田の土から養分を吸収できるようになるまで、少しの間「佇んで」います。

例年この時期、思いのほか肌寒い日や風の強い日があって、せっかく植えた苗が傷むことがあるのですが、今年は晴天続きで、活着(移植などした植物が,根づいて生長し はじめること)も順調のようです。

ところが、順調な作業をの進捗を素直に喜べない事態も表裏に必ずあるもので、放棄された水田もここかしこに見受けられます。 畔には伸長したスカンポ、この様子では放置(か放棄)2~3年目。遠からず柳の木など永年植物が生えてきます。生産効率の悪い山間部の「棚田」とうならともかく、平坦部の水利も悪くなさそうなところでもこのような事態。この辺りは福島第1原発から約80kmか、そのような特殊事情はあるにせよ、日本の農業は大きく変わり始めています。
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