今で言うWordなどのアプリケーション、昔で言えばワープロですが、使うようになって漢字力は極端に落ちてしまいました。何せ紙に紙に文字を書く習慣がなくなりました。 反面、手書きではとても書けないような「文字」を入力で「書いたことにできる」ようになりました。「薔薇」などがいい例。

五月も中旬を終えようとする今時分になると、近隣の田植えも随分進んできます。代かきから田植えを終えてうっすらと緑掛った水田が増えてきます。 もうひとつ、田植の進み具合を見るバロメーター。苗を管理しているビニールハウスの空き具合。通称育苗ハウスの一面に置かれた苗箱が少なくなると、田植が進んできた証拠。
なぜか育苗ハウスの周囲に「薔薇」を植えている農家がいます。普通に考えると、家族の誰かが薔薇の花が好きなだけなのでしょうが。

薔薇の花越しに育苗ハウスをみると、地面全体に置かれていた苗箱が少しの面積を占めるだけになっていました。水田10aあたりに植える量が苗箱で20枚ちょっとと考えて「あと20aくらいとか」とか、予備を多めに蒔いたのであとは「さし苗」分で田植は終りかとか、薔薇の花の間から色々なことを覗き見しています。無粋なことこの上ないのですが。
スポンサーサイト
|