噴火警戒警報の影響で人出が心配された箱根ですが、ツツジの見ごろを迎えて結構な賑わいのようです。以前、小涌園に何だか宿泊したことがあり、その後は正月の駅伝で付近の風景を見るのみですが、当初心配した風評被害による観光客の落ち込みもなく、あとは人智では何ともし難い火山警報を見守るのみか。

こちらの地方も「ツツジ」「牡丹」が見ごろ、我が家の庭も2年前に逝った父が残した庭木の何種類かが花の盛りを迎えています。

連休中に引き続いて雨が少なく、代わりにやたら風っぽい週末でしたが日差しを受けて牡丹が風に揺らいでいました。

牡丹やツツジくらいならば見れば名前がわかりますが、「花は知れども名前は知らず」のものもあって何とも情けない限りです。農薬を使用しないため、花はともかく葉に虫食いの跡などもありますが、これも素人園芸の証です。
さて、箱根の話。テレビ等の報道でも大涌谷付近の立ち入り禁止区域を除けば「観光地の箱根は安全」との情報を流していました。 箱根辺りだと「富士ホテル」などの例外は別にすれば、「何日も前から計画を立ててそれに沿って行動する」と言うよりも思いつきで行けるような位置なので、「箱根危険」の風評被害が少なく相変らず気軽に立ち寄ると言うことはなかなか見事に「風評被害対策」が功を奏していると思われます。「箱根は安全」であると言うアナウンスが功を奏しているのでしょう。

さて、それに対してわが福島、相変わらずの「いわゆる風評被害」。過去の風評被害事例に対して東電福島第1原発事故に関わる風評被害を同一視できる規模や次元のことではないとして、かと言って「風評被害」以外の適切な文言もないと言うことから「いわゆる風評被害」と言う表現を使っていますが、これがさすがに根強く残っています。
これは、原発事故の水蒸気爆発による放射性物質の放出と言う事象もさることながら、「格納容器があるから大丈夫、、メルトダウンはしていない、水は漏れていない」から始まり、事故当事者の東電の安全情報が次々と覆られ、どうしても隠ぺいや誤魔化しとしか思えない思えない自己弁護に明け暮れることが4年続くと「いわゆる風評被害」も歴史的な事実として国民の心理に刷り込まれてしまいます。 箱根の地震噴火も心配ですが、こちらの刷り込みも心配で福島は人災ですが、もはや「人智の外」と言う点では共通しているかもしれません。
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