福島と南相馬を結ぶ県道は事故以前より多そうな交通量ですが、側道や迂回路に入ると車にもすれ違うことが稀になります。もちろん全村避難なので歩行者もいません。

道路沿いの満開の桜を見る人もいません、まさに白昼夢の世界。思えば不思議な光景です。その桜の下では緋毛氈ならぬ黒のフレコンバックが佇みます。

仮置き場に運ぶ前の仮仮置き場、もしかしたらもう一つ仮が付くかもしれません。 もう少し行くとやっと人の気配、運搬車両の到着待ちか大小のバックホーと2人の作業員の動く影がありました。これでようやく白昼夢から現実の世界に戻ります、何とも切ない現実ですが。

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