久方ぶりに暖かさが戻ってきました。東京からは桜の便りですが、みちのく福島は「まだ梅」。街で見かけた紅梅が満開です。

こちらは桜の満開まではあと2週間はかかります。よく、東北に入ることを「白河の関を越える」といいますが、福島の桜前線は、浜通りを北上し、逆に中通を南下します。会津の桜はさらにあとGW近くになります。従がって中通で一番桜が遅いのは白河あたり。新幹線の車窓ではなかなか桜を楽しめませんが、在来線で北上すると白河が3分咲きでも郡山が8分咲き福島が満開と言う風景に出くわします。 もっともそれは平地での話、福島と相馬を結ぶ通称中村街道(国道115)で、「伊達と相馬の境の桜」と言われる地帯は開花時期が弘前の桜と変わらない時期。いくら高冷地でもそこまでは寒くないとは思うのですが、気象の怪と言うことでしょう。
街中の赤と言えば、新幹線はほぼ高架を通りますが在来線は街中を通ります。貨物列車を引く真っ赤な電気機関車がコンテナ車両を引いて通りがかります。東北線は線路は地べたでも道路の方がガード下や跨線橋を通るので、さすがに街中では踏切はありませんが(福島駅から分岐する奥羽線は踏切があります)、道路と並行して走る鉄道は風景にアクセントが付きます。

排ガスを佐だない電車は、クリーンと称されてきましたが、電気のクりーンには「裏」があったと思い知らされている福島です。
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