果樹園を見ると、若木の勢いというのも魅力ですが「古木」の貫録と言うのも見ることが出来ます。 古木と言っても、生産性が著しく落ちると果樹園経営にとって邪魔者でしかないので、若木より管理そのものは大変です。

この梨の木からは、昨年育った新しい枝が天を突くように育っていました。ですからこの梨の古木は土壌が管理され、まだ根が健全に機能を果たしていることま見て取れます。古木と言っても古い枝には果実はならないので、旺盛に伸長する新芽を育てられる土台としての価値を求められます。

りんごの古木、おそらく以前りんごの木の幹に「高接ぎ」といって新しい品種の枝を接いだのでしょう。植物は根や基幹は別でも、接いだ先の特性の品種の実がつくのでよく使われる技術です。よく知られる例では、きゅうりの相当数(自根栽培と言うのもあるので100%ではないのですが)は、蔓はきゅうりでも根はカボチャです。
この果樹園の園主は知り合いですが、たまたま墓参りとかで不在でしたが、おそらく聞くと土台の幹は爺さんの代とか親父の代に植えたとかいうのでしょう。
梨は9月以降、りんごは晩生の「ふじ」なので11月末の収穫になります。これから花が咲いて葉が茂り、盛夏を経て収穫の秋はまだ相当先です。
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