前回、梅の写真を紹介しましたが、さすがに桜はまだ先になります。暖冬だったのであと3週間か。

寺の「桜」もほころぶ様子も見せませんが、なんとなく枝が赤みを帯びてきました。 さて、とんでもない嵐に見舞われたのが「東洋ゴム」最初に自分で買った車が(トヨタでしたが)TOYOZラジアルというタイヤを履いて納車され、今なら「どうせならBSが良いな」とかとかディラーに言いそうなものですが、当時はそこまで気が回らずZラジアルと言うネーミングがなんとなくブランドの雰囲気を醸し出していました。
その子会社が免震のデータねつ造でとんでもない窮地に追い込まれています。この免震ゴムを病院建設に使われた病院長が東洋ゴムの対応を「誠意のかけらもない」と非難しています。事後対応で避難ならぬ非難の大きさが違ってきます、東洋ゴムの方も言い分はあるのでしょうが「納期をせかされ止む無く」と言うのは、理由としては成立しません。東洋ゴムと言うブランド力があまり強くない(と思われる)企業の営業上の苦労でしょうか。それにしても代償が大きすぎます。
かつて身近にある鶏肉の会社が、食品偽装でとんでもない騒動を起こしたことがあります。噂では「取引メインの大手スーパー」に売れ筋のもも肉の供給を供用されてブラジル産の鶏肉で増量したというもの。もも肉がもも肉と言われても鳥には足が二本しかなく、ムネは要らないももだけと言われてもどうしようもありません。このスーパーの気質も何となくわかるため食品会社に同情は禁じ得ませんでしたが犯罪は犯罪です。

福島市のシンボル「信夫山」雑木林に松が点在する山肌ですが、やはりなんとなく春めいては見えます。セシウムが舞い散って5度目の春です。さすがにこのようなところにはモニタリングポストは置きませんが、置いたら相当の相当の線量でしょう、何せ手付かずですから。全面的な山林除染の前に、まずここの除染をするべきものだと思います。東洋タイヤ以上に不誠実な態度を取り続ける東京電力ですが、ここに言ってもまず無理なので「環境省」の英断でしょうか。もっとも近隣の自治体では「除染費用を返した」と言うところもあるので、英断も下しようがないか、何とも春がまだ浅い福島です。
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