風も止み、まさに春の陽気が来ました。墓地の掃除で見かけた「ふきのとう」食するには遅れた開きっぷり。あいにくカメラを持ち合わせていなかったので撮影できず。 午後からカメラを持って、土手や地面に春の姿を追いました。

水田の土手と言うか畔と言うか、そのような場所で見つけた雑草は「オオイヌノフグリ」か?。ちょっと確信が持てないのは「オオイヌノフグリ」はもう少しピンクがかった印象があったので。 日本の代表的な「雑草」とされてきましたが、レットデータブックに載るほど減少しているとのこと(オオイヌノフグリだっつたらの話ですが)。除草剤の浸透や外来植物の増殖によって生態系が変化しているのでしょう。 「イヌノフグリ」という名称は牧野富太郎氏の命名されていますが、われわれ農学系の出身者には「後輩の女子」にこの名前を言わせるとこをよくしました。今なら「パワハラ」「セクハラ」で問題視されるところです。
地面で春の気配を探して、見上げると盆地の外輪の山の向こうに雪を頂いた蔵王の姿。

そして、その遠景がやや霞のがやはり春の証拠。山形と宮城を跨ぐ蔵王が福島の北部から見ることが出来ます。 南西に目を転じると、やはり春の霞の向うに吾妻山が見えますが「雪うさぎ」はまだ輪郭も見えません。春が進むにつれて雪うさぎが現れ、そのうさぎ型の残雪が消える頃初夏の訪れになります。 原発事故から5年目の春、穏やかな陽気の先にはまで厳しい戦いが待っています。
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