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嵐のように・・・
今年も嵐のように3.11が去りました。この日とその前後は日本中が東日本大震災一辺倒になり、「鎮魂」の祈りの日になります。しかし、被害の爪痕はまだまだ残り、もう四年とまだ四年と言うという事実が交差します。

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いつも書くように、3.11は大震災の日、これに起因するとは言え「原子力災害」は3.12以降連続して起こった炉心融解とそれに伴う水蒸気爆発によって、連続的に起こった一連の事故とその後の処理の不合理性によってもひき起こった人災事故。
この二つを同時に語るので災害が一層複雑に見えます。

天災の方の東日本大震災は本当に痛ましく、特に4年の月日によって被災者が落ち着いて振り返ることによって、災害の生々しさが際立っています。続く余震と電気もなく水道の無い中で飛び散った食器や家財を片付けていました。
昔怪獣映画で見た映画で見た「ゴジラの通った後」のように電柱が左右に傾き、マンホールが隆起しているなか電気など来るのは何日後かわからないと覚悟して過ごしていたころ、津波によってやはり瓦礫のうえで漂流していた被災者もいたようです。

DSC_3016.jpg

ことしの3.11は朝夕雪が降りました。やはり、4年前瓦礫に積もった雪を思い出します。物理的な破壊も深刻ですが、放射能災害によるコミュニティの破壊、生活活動・営業活動の侵害も深刻です。
ステレオタイプのようなメディアの「震災特集」は見ないようにしているのですが、3.11のクローズアップ現代を少し垣間見ました。裏チャンネルの小久保ジャパンの不甲斐ない戦いぶりと、日本サッカーU22代表の「強化試合なら強化になるような相手を選べよ」とスポーツイベントが少々つまらないので、攻守の間に少し視た中で、世間の目を気にしながら暮らす避難者の声が寄せられていました。補償金によって豪華な暮らしをしているようにみられると言うものでした、福島は他の地方より、地元紙や自治体等の広報によって補償賠償情報が入りますが、どうも仕組みが複雑怪奇で、しかも加害企業東京電力が「3のお誓い」とやらで、紛争審査会の和解案尊重つまり第3者機関の裁定には従いますと言っていながら、和解案拒絶もおこなっており、浪江町の集団申し立ての和解案については申立人ではなく仲裁機関の「勧告」にも応じようとしないのは、客観的に見ていても「何の誓い」だ、と思うところがあります。払うべきものも払っていないと言われても仕方のないのが賠償の現状かと思われます(払う必要のないところにも払っているという指摘もありますが)。

もっとも、その東電の言い分も一理あるとこはあって、「個別の事情が異なる各戸で一律の慰謝料と言うのは本賠償には馴染まない」。しかし、各家庭の事業を精査、斟酌して慰謝料等を提示するような体制が東電にあるかと言うと全く別で、直近でも営業損害賠償では業種・業態・地域を問わず一律に打切り素案を出して、被災者の反発はむろんのこと、「根回し」及ばす監督官庁からもダメ出しされる失態でした。各被災家庭など「ご事情」など何を考えているのだと言う迷走ぶりです。
そこへまた、12日付け新聞の雑誌広告に某週刊誌が「原発保証金じゃぶじゃぶの日常的荒廃」の見出し広告。社会正義、現行法の不備を叫んで「未成年の実名報道」をおこなって、すくなくともその報道が誌面売上には貢献しているであろう週刊誌です。このような報道が、週刊誌の売り上げはともかく慰謝料を受けている被災者のみならず、被災地近くの住民に心理的なストレスを与えることは事実で、ある意味「笑い話」でもすませられた美味しんぼ騒動より深刻かもしれません。

3.11報道でも相変らず目を引くのは東電社長談話「多くの皆様にご心配とご迷惑をお掛けしております」という、心のこもらぬ枕詞はいつものこととして、「4号機の使用済み核燃料の搬出など完了し」など廃炉への収束作業が進んでいることを強調しますが、当時運転休止中で炉心損傷のない4号機に言及しても何の意味もないことは、多くの国民の知るところ。

敢えて強調することによって国民がますます疑心暗鬼になるのが「いわゆる風評被害」が収まることのが見えない元凶のひとつだと思うのですが。

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