早春と厳冬が交錯する時期になりました。2月の下旬ではそう春は感じませんが、春待つ気配は伝わってきます。 面的除染と言って、道路、公園等公共の場所は各所轄でで除染するとして、私有地はブロック分けをしてブロックことに一斉に除染します。空家の例外ではなく、持ち主を探し出して除染して行きます。 ところが宅地や店舗に比して広大な農地は位置づけが少々違うらしく、いくら住宅地の中にあっても地目が農地であれば対象外です。

ところが、家庭菜園等の農業利用をしていても地目が雑種地であれば除染対象になるらしく、勤務地の関係で長らく放っておいた土地で菜園を始めることになって知り合いがいます。雑種地であったため除染の対象になったのですが、表土をはがれ砂を入れられ農地としては1から出発です。
相談を受けたので、「先ずは堆肥」と先月雪解けの合間を縫って何とか搬入は終えていました。初までには全面に撒いてうない込んで(土に混入すること)下さいとお願いしていたのですが、久しぶりに行ってみると無事にうない込みが終了していました。

堆肥の発酵は進めてあるので、このように高い密度でも大丈夫。土の団粒化も進みます、土が固まらなくて、水や空気が入りやすい構造を団粒化と言います。 この状態だと、直ぐにでも作付出来ますが外気温や地温の関係もあるので、凍害の影響もあるので、あとひと月待ってジャガイモの植え付け辺りからが無難でしょうか。 作物はなくとも、土の中で有機物と微生物はしっかり仕事を始めています。この夏・秋までには、表土を剥いで砂を入れた土地とは思えない、豊穣の実りをお約束します。
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