もう一方隣は「なめこ」専業業者、山林に自生するきのこではなく購入したおがくず等に菌をまぶして(表現が適当でないかもしてませんが)発生させます。もちろん冬は加温の必要があるので封鎖空間です。
絶対かどうかは分かりませんが、常識的には放射能の影響など受けようない生産方式。しかし福島県と付けば地域・方式に関係なくあるのが「いわゆる風評被害」。しかも東電の賠償は足かけ2年遅れ、「JA」を通す方法と「県の外郭団体」を通す方法と2種類あるそうです。「賠償があるだけいいですよ」と声を駆けたのですが慰めになったかどうかは定かでありません、資金繰りなど大変だと思います。

その中で商品開発もしてました。逆に構図がわかりやすいのでローカル局の取材も入っていました。
さて、当ブースでは「ほうれんそう」のボイルの試食。ボイルと言っても熱湯で湯がくだけ、絞って切って終わりです。 調味料も一切なし、野菜本来のおいしさのみの勝負です。

写真に写る、電気釜、タッパーは他の出展者の「用品」、味付け無の試食はこの広い会場でも例のないものだと思います。 「甘い」[おいしい」試食者からは判で捺したような回答が来ます。しかし、それでも福島産と言うだけで販路が出来ません。ある中食事業者の話「うちの業界のお客さまは産地を選べないのですよ」、つまり〇〇産という選択肢はなくて中食業者つまにケータリングの××(株)という看板でお弁当なりセットメニューを契約すると言うもの。その中の食材で契約者(顧客)の意に反する産地があると、クレームや契約解除の対象になるのだそうです。おいしんですけどね、と本当に気の毒そうにこちらを見る試食者、「いえいえ決して御社のせいではありません」と声を絞り出してお礼を言います。
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