相変らず寒さは厳しいものの、ずいぶん日足が伸びてきました。冬至の前後は4時を過ぎると薄暗かったものが、5時でもまだ明るさが残るようになりました。 今時分、果樹農家の顔を見ると見事に日焼けをしています、雪焼けです。冬場は果樹の枝の剪定と決まっていても、雪がなく土が見えると、剪定より堆肥散布や枯れ根の掘り起こしなど、土の上の仕事をしてしまいがちですが、雪で覆われたとなると、その上でもできる選定作業になって真っ黒な顔に「マスク」や「サングラス」の跡を残すことになります。

「脚立」と呼ばれるアルミの梯子に乗って余分な枝を切り払います。少し前はゴンドラのようなものに乗って高い部分を落としていましたが、最近はあまり見かけません。安全で楽なものの機動性が落ちるからでしょうか。

また、3月になって雪が消えると、土の上の仕事が待っています。剪定作業は落葉後はいつでも始められますが、暮れ正月は別な意味で多忙でもあり、本格作業は1月半ばからになります。 遅くとも3月前半には枝の片づけを含めて終えたいので、カレンダー上のこととはいえ2月の声を聞くとなんとなく気忙しくなります。 おいしい果物作りは冬場の土壌管理と剪定作業から始まります。
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