本日第3次阿部内閣の組閣だそうです。安倍さんは運のいい政治家で、株高はともかく円安と原油安に遭遇しました、これで景気が良くなかったら逆に変です。株高はアベノミクスの成果と言うところでしょうが、これはNY市場の株高の恩恵も相当あるので、割引く必要はあるようです。 ところが、輸出産業などは好景気ですが、「中小」「地方」はその恩恵がまだ及んでいません。先の衆院選でも首相自ら認めていました。

恒例の暮れのあいさつ回り、目にするのは荒れた「桑畑」「取り残しの柿」、まさに衰退の象徴のような里山の光景です。先週の積雪の残りが背景になって、水墨画のようです。 柿は放射能災害の影響もあって福島特有の問題かもしれませんが。今年は森林資源等を利用したバイオマスの活用によるエネルギーの自給を模索した「里山資本主義」と言う本が売れました。となると、「そんな上手く行く話ではない」という反対論の書籍まで発行される事態で、里山はともかく話題便乗の出版業界資本主義は健在です。
「限界集落株式会社」と言う小説が来月からNHKの地上波で放送されるようです。この本は初版で買いました、丸の内の丸善でしたが帰りの新幹線で相当読み進みました。限界集落で生産した農産品を売る話、市役所の担当は「既存の流通手段」にこだわり、協力をしてくれないところ等「さもありなん」と言う印象でしたが、途中でストーリーにリアリティがなくなり最後まで読まなかったのではないかと思います。NHKが物語をどう捌くかが楽しみです。

冬の使者「白鳥」。川や湖に浮かんで、エサのパンを待つのが見慣れた白鳥の姿でしたが、最近も出現した「鳥インフルエンザ」が渡り鳥による媒介の可能性があるとし、餌付けが禁止になりました。 ですので、川面ならぬ水田で休む白鳥です。その後ろには、これまた取り残した柿のオレンジ色が見えます。ほんの数年前には思いも寄らなかった白とオレンジの師走の色です。
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