来年2月に東京ビックサイトで開かれる、スーパーマーケットトレードショーに東北3県と言っていますが、要は被災3県を対象にした支援企画「みちのくいいもんうまいもん」が開催されます。

震災以来、同様の企画が実施されましたが、昨日は福島市でその事業説明会。事業実施主体は国の中小企業支援の外郭団体、とは言え実際運営するのは委託事業者の大手大手代理店。昨年のH社に続いて今年はD社、実動部隊は下請けか孫請け、「除染とあまり構造が変わらんね」と思わないことはないのですが、若いスタッフが大勢で動いていました、それなりに被災地の状況を察しているのか。
説明内容は型通りの一般論、ネーミング、Lot、販売対象の絞り込みと書店の新書コーナーで700円で買える内容です。その説明会当日も「原発事故現場の汲み上げ井戸からの過去最高値の高濃度汚染を検出」のニュース、未曽有の危機の中での「超逆境の営業戦略」でも特別に組むような企画でも考えられないのでしょうか。

震災直後から、支援企画を組んでいただき、「痒いところに手が届く」ような手配もあるのですが、地域、業種、事業者別に「痒いところ」が違ってくるのはやむを得ません。が、地震・津波に原子力災害が加わった福島の現状はとても一般的「営業戦略」で解決できる話ではありません。 もっとも、支援の前提には必死の自助努力が必要なわけですが。
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