前回に続いて田舎の祭りです。

羽山の山車祭りと呼ばれるくらいなので、「山車(だし)」がでます。花をあしらった花屋台が2基、武者像やキャラクター、時事ネタをあしらった山屋台が6基。かつては数えで42歳、厄年前の若連の仕切りでしたが、いまや高齢化がすすみ還暦前なら立派な若連、山車に付く子供よりも長生会員の方が多いというような有様ではあります。

観光化ナイズされた祭りではなく、毎年高齢化の中で「青息吐息」といいながら、別に中止することなく続く祭礼、住民参加・一致団結・ふるさと志向の好事例で全国的にも注目されても良い事例ではないかと思います。逆にマスコミや自治体のPR戦略に乗らなかったのが、素朴で長持ちの理由かもしれませんが。

武者像の飾りは絵になりやすく、「馬に鎧兜」はいかにも分かり易いので「軍師官兵衛」が今年は人気。飾りの題材は各組の秘密になるため、祭礼当日のお楽しみでバッティングも例年あります。官兵衛ネタは今年は2件でした。
雨にたたられつつも、今年もなんとか終了。この祭りが済むと秋が一層深まり、初冬の寒さになります。 少子化、地域崩壊に関する本を読むと、もともと戦時中の疎開や戦後の人口増加によって山間部にも人が住むようになったとのこと、耕作放棄や廃村と言っても「たかだか70~80年前の状態に戻るだけ」と言う主張がありました。しかしこの神社は400年近い歴史があるとのこと、現実はなかなか学者の評論とは異なるようです。
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