相馬から将来的には秋田まで伸びるのだそうですが、福島・相馬間、福島・米沢間で工事が進んでいます。

良く晴れた今週末、所用で米沢まで。福島~米沢間は「栗子峠」があり、国道13号線はトンネルの連続です。このトンネルが開通するまでは、福島や山形の県令を務め圧政で「鬼県令」とも呼ばれた三島通庸が作らせた山道があって、山肌を縫う様な自動車の通行にはとても危険な道路だったようです。
県境の紅葉がそろそろ見頃、青空と常緑樹の緑、広葉樹の黄色と赤のコントラストが鮮やかです。

この国道13号線のさらに上に新しい高速道路を建設中、高架とトンネルの連続のようです。 このような土木工事を見ると「環境破壊」「経済効率」「財制赤字」と、いろいろなことが頭を過りますが、しかしどうもテレビアニメの「鉄腕アトム」を見て育った世代は、「空に伸びるような高速道路」や「山を貫くハイウェイ」に弱くて、このような建設現場を見るとわくわくしてきます。経済が右肩上がりだったころの残照でしょうか。

アトムはその名の通り「原子の子」、その原子力に痛い目にあわされている福島ですが、新しい未来も確保しなければなりません。 この道路、特に(従来利用価値が高いとは見られなかった)福島・相馬間の工事を急ぐのは廃棄物処分場のアクセス確保と言われています。 それはともかく、青空に届くようなハイウェイの開通を心待ちにしましょう。もっとも土木工事だけで「福島再生」はなりませんが。
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