東海、関東に甚大な被害をもたらした台風も、東北地方は軽微な被害、小中高の臨時休校はありましたが大きな混乱はありませんでした。
2月の豪雪、広島の土砂災害と御嶽山の噴火、今回の台風と自然の脅威はまたとても克服できません。
先ごろ柘榴(ざくろ)の写真を載せました。 柘榴=秋のイメージがなくて、今更ながら「熟した木の実だから秋だよね」と認識した次第。

その気になってきれば意外な果実を見つかります。「いちじく」晩秋にかけて熟して食べ頃になります、もっとも現在は生では食べずに加工用でしょうが。 放射能災害で、めっきり山にも入らなくなりました。自生する「あけび」もこれからです。
放射能災害と言えば、加工自粛や全品検査が続く「あんぽ柿」。事故以前であれば10月末から収穫が始まります。この柿は「蜂屋」大ぶりで先が尖っているのが特徴、これは通常11月になってからの収穫で、福島の「あんぽ」といえばやはり大ぶりのこの「蜂屋」が代名詞になります。

台風一過の青空の下、幸い今回は強風も吹かず「難を免れた」柿の木ですが、「干すことによる果実重量の減少=放射性物質の濃縮のリスク」加工できない事情を知るだけに何もと切ないオレンジ色です。秋の深まりとともに柿の葉が落葉し、柿のオレンジ色が鮮やかさを増します。 農家の冬場の現金収入を支えた「産品」は衰退は、金額以上に地域経済にダメージを及ぼします。米価の低迷もあってやりきれない収穫の秋です。何か知恵を絞って、また頑張りましょう。

ススキの東北本線いつもの時間に、電車が通り過ぎます。「背負子(しょいこ)」と称して東北線で「あんぽ柿」や「季節の産物」を行商して特産品を育ててきた昭和期の農民。そのバイタリティを忘れるわけにはいきません。
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