所用で会津へ、まだ「錦秋」とは言えませんが、峠越えでは紅葉も見られます。

会津地方の「稲刈り」は始まったばかりと見受けられます、中通は約半分近くが終わったと言うところでしょうか。「やや遅れている」と言っても、考えてみればまだ9月、今年の中通の刈取りが異様に早いと言うべきでしょうか。

「磐梯山を借景に一面の稲穂」と言うのも絵になるものですが、やはり米の需要低迷と基準価格の下落は特に経営規模が大きくなるほど深刻です。
数値化されたデータを見るまでもなく、農作業を見るだけでも、コンバインや輸送車両も大型で「コメの産地」であることが理解できます。

このまま、さらなる大型化に進むのか、差別化・高付加価値化に舵を取るのか、厳然としてある「福島産米」の風評被害下でそれがどこまで可能なのか、他県の産地にもまして苦悩は深いようです。

観光会津も先ごろの「あいづ祭」で盛り上がったようですが、特別ゲストは「綾瀬はるか」大河ドラマの話題性も、もう今年あたりが限度、そろそろニューヒーロー・ヒロインの登場が待たれます。
時ならぬ「御嶽山」の噴火が惨劇を読んでいますが、こちらは静かに会津盆地と猪苗代湖を見守る「会津磐梯山」。小学生の頃、社会科で登場した「活火山」「休火山」「死火山」の区別は現在は使われいないと言います。 自然の時系列と人間の記録や記憶が並び立つはずはなく、記録が途絶えて久しいから「今後もないはずだ」という予測がが、逆に非科学的であったというのが、今回の大震災と原発事故でもありました。

原発事故の方は「予測不可」というより、「見て見ぬふりをした」「都合よく解釈をした」「リスクより利益を優先させた」と言うべきかも知れません。科学者からは「サイエンスではなく経営判断」と言われるかもしれませんが。
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