洋ナシの代表格「ラ・フランス」。山形のイメージが強いのですが福島でも果樹農家の補完的な生産物として栽培されています。 果樹農家は不作や気象災害があったとしても、何せ永年作物ですのでその年はやり直しがききません。そこで作業体系に合わせて複数の品目を栽培するケースがほとんどです。作業時間の平準化の意味もあります。

初秋からの梨、ぶどうと晩秋、初冬のりんごの「ふじ」をつなぐ頃に出てくるのが洋ナシの主力「ラ・フランス」ですから収穫まではまだ1月以上あります。
洋ナシでラ・スランスと言うくらいなので、フランスをはじめ欧州で栽培されてさぞや人気のフルーツなのだろうと思うとフランスデ開発されたものの、気候が合わずほとんど普及しなかったとのこと。受粉樹として持ち込まれた日本で比較的気候に順応したことから、日本での洋ナシの代表品種になりました。

今年ある宅配系の販売会社と試験的にラ・フランスの販売をすることを検討しています。洋ナシは日本梨のように直ぐにでも食べるわけではなく、追熟と言って採ってから何日か(ひと月近く)置いて食べます。食べる時期をどう分かりやすく表示するか、品目ならではの課題があります。
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