梨園(りえん)ではなく梨園(なしえん)の話題。 昨日も書いたように梨の早生品種「幸水」から「豊水」へ。これから「秋月」「新高」晩生種の「王秋」などと続きます。王秋は収穫後一定期間は保存できます(寒い時期ですが)常温で2月末か。

例年、食品の見本市、販促イベントが続く2月、私も東京や大阪に出展していました。折り悪く、今年の2月は大雪が2回。物流機関がマヒで、生鮮野菜の物流が滞りました。また、ビニールハウスも出入りが出来ないような状態、出展してもサンプルに事欠く有様。
そこで登場したのが梨の晩生品種、最近クール・ジャパンとやらで食品や農産物も輸出産業化を図る時代。そのような販促イベントにもジェトロなどの企画で外国人バイヤーが来ています。 野菜を持ち込めず、苦肉の策として昨秋収穫した梨を展示試食をしていたのですが、東南アジア、西アジア系のバイヤーが驚いて質問攻めにあいました。
アジアでの富裕層の分布は、中国本土は別にしてドバイ・シンガポール・香港あたりと見聞きしていましたが、話をするとインドやクアラルンプールなど東南アジアの中核都市にも存在するとのこと。

これらの消費層は、食味はもちろんですが「見た目」を重視するそうです。桃なども輸出再開や新規開拓でニュースになりますが、よく数字を見ると4、5人いれば手荷物として持ち込める程度の量。 このような報道も、プロパガンダなのかビジネスなのか、クールに見ていかなければなりません。
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