盛況で終了した「田村の無農薬野菜を食べる会」、食事終了後も何軒か菜園も見せていただきました。

一応、技術指導をした方が「褒める」のも手前味噌なのですが、みなさん「見事な野菜」を収穫しています。 田村市を中心に小野町・三春町の田村郡で構成する田村地域、福島県中央部の農業地帯なのですが、ご多分に漏れず高齢化、過疎と遊休農地。さらに従来から葉タバコの産地でそちらの落ち込みも深刻です。
「6次化の推進」農産物は加工して付加価値を上げて商品化しましょうと、国や県の施策もあるのですが、いわゆる農業の6次産業化は全国的な課題と方向性。
放射能問題、特にいわゆる風評被害が影を落とす福島県内にとって、全国一律の6次化推進には重い重いハンデを負って参加するようなもの。 ですから、同じようなものを同じように加工するだけでは実を結びません。元気をなくしている農業関係者もに大きなメッセージになった「無農薬野菜を食べる会」です。

菜園を見に行った際に足を延ばして隣接する全村避難の村(双葉郡葛尾村)にも行きました。先日飯舘村でも見たように4年目の荒れた農地と除染と言う名の清掃作業によって割とこぎれいな民家。 人が住んでいないのと広大な遊休地があるために、各所に設置された「仮置き場」。道沿いの墓地は旧盆が済んだばかりで、墓参の後の萎れた生花がなまなましさを増していました。 友人が局長を務めていた「郵便局」も人気がない以外、何も変わらず佇んでいます。
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