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東電の無理難題
暑い日が続きます、西からは台風です。

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今日もこれから暑くなるというように、早朝の吾妻山の稜線はまだ朝モヤの中、日差しが強まるころはくっきりと山肌が見えてきます。
ふもとに広がる水田の出穂ももうすぐ、あと1週間から10日か、「コシヒカリ」での話ですが。

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桃の収穫も、主力品種の「あかつき」でずいぶん進みました。桃の木ごとに一斉に収穫するのではなく、早く色づく木の頂点部から下に降りてきます。
もう下の方まで下りてきて、脚立でなくとも採れる位置です。葉陰でも日光が当たるように、地上にアルミの反射シートを敷きます。

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さて、長閑な夏の田園風景の後は実に困った「東電」のはなし。福島県外で各県に飛散した放射性物質の汚染物の最終処分場は、各県に作るということですが、宮城県知事が調査の受け入りを表明しましたが、候補の自治体はどこでも受入れ拒否、栃木県も同様です。
新潟県知事も先の検察審査会で、東電幹部を「起訴相当」としたことに「当然だ」とコメントしました。あわせて東電幹部は「経営責任」は認めるが「事故責任」には言及していないと指摘しています。これでは、刈谷柏崎の再稼働などいつになるかわかりません。

さて、福島でも「東京電力株式会社福島復興本社副本部長」なる、よくわからないポジションの東電幹部が、地元の双葉漁協に「浄化後の汚染水の海洋放出について理解を求める」という行脚をしたというニュース。

地元の人間でも、一瞬何のことかわからない出来事です。まず、浄化後の汚染水、先日まで流す流さないで大騒ぎをしたのは、山側から流れる地下水を、事故現場に流入する前にバイパスで海に流すというもの。これは事故処理の迅速化のために「苦渋の選択」として、地元漁協は容認したもの。
今度は、事故現場に流入して汚染された水を浄化して流すというもので、根本的に事態が違います。まず、浄化と言うものの「放射性物質の除去装置」ALPSですが、まともに動いているかどうかが基本的に疑わしいもの、ALPSがトラブル、緊急停止、予定通り除去しておらず、などの報道は茶飯事で、最近も本格稼働は年末からと報道されたばかり。年末からもトラブルがないとは言えず、まともに動かないものを使って「浄化」しますから「流させて」と言うのもかなりの厚顔です。

さらに海洋放出の了解を「地元漁協」にお願いするというのも、考えてみれば妙な話。太平洋は漁協のものか、と言うことになります。影響は地元の水産物への風評被害にまずは来るので、地元の漁協と言うのはその連よくわかりますが、逆に言えば被害を「地元漁民の風評被害」と矮小化させているようにしか見えません。

かと言って、「海洋放出の許可はどのような根拠で誰が出す」と言う法的整備も出来ていないので、仕方がないとも言えますが、やはり東電の「事故影響の矮小化」戦略と見るのが妥当でしょう。

先ほどの、最終処分場設置に反対する地元自治体の話、「国有林に設置する」「遮蔽には万全を期す」といわれれば強硬に反対する理由もないのですが、「住民感情」と「風評被害」がやはり最大の問題。水源がどうのと言っていますが、最大のネックが前述の2点。

だいたいにして、「原発は絶対安全」「夢のクリーンエネルギー」から始まって、事故後は「格納容器があるので大丈夫」「事故収束宣言」「汚染水はALPSで除去し浄化」「凍土壁で地下水流入防止」と、東電の発表など当てにはならないというのが「常識化」。これらは地元漁業に対する影響だけではなく、甚大な風評を含む社会認識に大きな影響を与えていると考えるべきで、その補填・賠償には相当な日数も金額も要します。
東電副本部長なる人物も、漁協組合員に媚びへつらう様なひきつった笑顔で対峙していましたが、また「一時しのぎのドタバタ劇」と言う視線で多くの県民は見ています。

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