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なんどめだ東電
ずいぶん蒸し暑くなりましたが、梅雨明けはまだです。夏の草木がカッと照る太陽を持っています。相馬野馬追も、もう直ぐです。

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先日会津に行ったら、初秋に行われる「あいづ祭」の話になったのですが、福島の観光と言えば会津、しかし九月の歴史絵巻「藩公行列」はあまり動的ではなく、野馬追の躍動感がうらやましいとのこと。野馬追祭りが例年七月の二〇日過ぎ、ここらがこの地方の梅雨明けの目安になります。

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先日、何度目か何十度目かの再放送があった「となりのトトロ」、DVDも相当売れているのでしょうが、それでも再放送でそこそこの数字が取れるキラーコンテンツぶり。ただただ、恐れ入ります。

昨今、朝ドラで再ブレイクの「仲間由紀恵」、大河ドラマの好評で国民的女優になる前の出世作に[TRICK」があります。TRICKは劇場用映画にもなりましたがテレビ番組版の時の小ネタ、たまたまテレビ版TRICKの裏番組が、これも相当数再放送されている「風の谷のナウシカ」、仲間由紀恵の母役の野際陽子演じる書道の先生「何度目だナウシカ」とさり気なく書いて見せました。

全体のストリーに関係なくても、笑いをとれる小ネタは去年の「あまちゃん」でも番組盛り上げに一役買ったのですが、復旧・復興に水を差す、「なんどめだ東電」というのが起きてしまいました。

昨年八月のがれき撤去時に飛散した「セシウム」が水稲を汚染して、基準値を超える汚染米が出て、それらの事実を国は発表していなかったという話題。農水省は「東電に対策を要請した」と発表し、農水省の担当課長は地元市議らの抗議に対し「汚染の原因が特定されたわけではないので対応は妥当」と語ったようです。原因が特定されていないのに「対策要請」と、何とも東電に気の毒なことですが、その東電は「コメの基準値超えの因果関係はわからない」としつつも「風向きを考えるとダストが南相馬に到達した可能性は否定できない」と説明しています。

汚染米の出現という結果もさることながら、セシウム含みのダスト飛散の事実が問題であって、それを公表せずということが、大きな問題になります。今回も新聞報道で明らかになった事実で風評被害を考えると、ネガティブな情報発信は抑えた方はよいという加害者心理なのでしょうが、受け手の国民は、さらに多くかつ重大な「不都合の真実」の隠蔽があるのではないかと考えます。この連鎖が「風評被害」という従来の認識で測れないような、事業損害や生活権の阻害になっています。

地元以外では、福島第一原発から北北西方向、20キロ以上離れたという情報を断片的に知っても具体的なイメージがわかず、真西に100キロ以上離れた会津地方まで買い控えが及ぶのは必至です。
そこにまた、顧客への説明や失った分の取引先を新たに探そうにも、東電は「風評被害対策費・復興商談会参加費用等は本件事故の発生は参加費用等の出費は必要不可欠な支出とまでは言えず、通常の事業活動の側面も否定できないと思料します」とのことで、要は「不可欠な必要経費」「賠償しません」というやり取りが延々続きます。合意できないというと、部分合意は行わないことにしたので「賠償は一切払えない」との見解で、被害者に見れば「売り上げは落ちる」「増大したコストは自分持ち」。まさに、備中高松の兵糧攻めのような締め付けが、加害企業の東京電力からやってきます。「払わん」と開き直られれば民事の世界、どうしようもありません。
会津はもちろん内陸です方津波被害はなし、地震被害にしてもごく知れたもので、復興=放射能災害対策と置き換えられる現状で、むろん通常の事業活動との線引きは必要としても、風評被害対策や復興商談会が通常の事業活動と当ると判断する方に無理があるのではないかと思います。

会津のコメですらこの状態なので、100キロ以内の中通地方の野菜や果実などは推して知るべし、加害企業の不手際や隠蔽から生じたコストを払うのは、なぜか被害者です。
年中行事のように抗議と謝罪の繰り返しは、まさに様式の世界。なんどめだ東電。



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