梅雨も末期になりました。この時期になると、夏・秋収穫の果実も、それなりに形になってきます。

果樹園の前の通路でも、傘の花が咲く7月上旬。平均的な南東北の梅雨明けまでは、あと半月あります。 しかし7月ともなると、花の一部だった果実の種=果実もその形をあらわしてきます。

桃は主力の「あかつき」まであと1ヶ月、これから急に肥大と色付きが進みます。梅雨明けを待ちかねるように、畑表面に反射シートが敷かれ、糖度と着色を向上させます。

枝葉を、棚に這わせる梨は少し形状が違います。上に伸びようとする樹木の生理と異なる管理なので、一種独特の栽培スタイルです。同じ棚でも蔓系の葡萄ともまた違います、水滴の葉面から浮くように見える果実が幻想的です。これが。これから果実の重量が増すと下がるようになってきて、棚の下から収穫しやすくなります。

この3種では、一番収穫時期の遅いりんごも、もう形の上ではすっかりりんご、秋口から急に着色が始まります。主産地、青森のりんごより果実にひと月は日光が当たる期間が長いというのがこの地方の栽培農家の自慢で、濃縮された果汁が果肉に入り「蜜入りふじ」と評価が高いのがこのりんごです。
直近の世論調査で内閣支持率が5割を割ったということ、「内閣は危機感を強め野党は反転攻勢の機会ととらえる」という報道ですが、野党の反転攻勢の材料が見当たりません。「金目」「セクハラやじ」は内閣というより、一部お調子者が墓穴を掘っただけな話。 もっとも「金目」の方は、尾瀬の視察とやらでクリーンイメージの創出に躍起のようです。「金目でしょ」と言われてしまった被災者は、「役場で7,8分で謝罪のペーパーを読むのであれば仮設に来い」と言っています。今となっては、避難所で土下座をしてみせた東電の当時の清水社長が懐かしく思えます、もちろん土下座など何の解決にもなりませんが。「セクハラやじ」は幸か不幸か「号泣市議」に話題が移っているようです。いずれにしても1票が泣きます。
内閣支持率の低下について、5割という分かりやすい境界を超えてしまったのはショックでしょうが、発足1年半でまだ5割前後というのは、最近の内閣にはなかったことです。官邸の分析だと「ネガティブな報道が支持率を下げた」との見解です。おそらく集団的自衛権でしょうが、機密保護法・消費税率ときて今度の話、ようは野党の体たらく、1強多弱とされていながら離合集散ではどうにもなりません。
一生懸命「くだもの」を育てても、原発事故に関わるネガティブな情報が流れると、それが農産物や観光に直接関連しないことであっても、買い控えは顕著に表れ、ネット情報が拍車をかけます。 風評被害払拭に経団連加盟企業に協力を求めるとのこと、どうも殿様が御用達の越後屋に「なんとかせい」と言っているような図に見えますが、ともあれ、効果の期待できそうなものは何でもお願いしますよ。というところです。
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