以前にも紹介した果物の摘果作業。果実は「種」なので、花が咲き受粉をすると種の保存のため果実になります。 それを全部残してしまうと、種の部分を食べる人間の好みの大きさにならないので、無理やりと小さいうちの落として、残ったものを大きく育て人間の食べ物にします。

果樹栽培も機械化が進みましたがこの辺は手作業、人海戦術にならずるを得ません。ただ,力仕事ではないので比較的高齢の方まで応援に駆けつけ、果樹園はさながら地域ののOB会のようになります。

もっとも五月の日を浴びて屋外で作業した方が、家の中で所在無く過ごすよりも心身とも良いに決まっています。摘果作業合間の世間話も弾みます。 この地域(福島市笹木野)はもともと養蚕地帯、桑から果樹へ転換した第二第三世代が今の主力でしょうか。そこから次の世代につなげるのか、今が正念場です。

集まるOB連、「この年になると放射能など気にならない」と言いますが、逆に若い世代は気になるのは仕方がないということになります。ご年配の助っ人も、言葉を選びながらの世間話になってしまいます。「苦渋の選択」を強いられているのは、なに事故現場の地下水を流される漁民だけではありません。
大飯原発の差し止め判決が地裁で出ました。関西電力は名古屋地裁に控訴、当然最終的には最高裁で争われるでしょう。いつ果てるともない係争は続きます、プルトニュウムの半減期などの比べるとほんの一瞬ですが。
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