田植えの時期になると、みちのく福島も「初夏」の雰囲気になってきます。

吾妻山の残雪「ゆきうさぎも」ずいぶん痩せてきました。もうすぐ頭と胴体が離れ、岩肌に吸収されて行きます。この山に新雪が降るのは例年「10月中・下旬」今の新緑が紅葉に変わっています。
その秋に収穫するに果物の摘果作業が最盛期です。この前まで行っていたのが摘花、花を摘んで果実の数を制限し小玉にならないようにします。 この時期の作業は摘果、受粉が行われ、果実になったものを小さいうちに摘み取る作業です、目的は摘花と同じです。

梨やブドウは枝を這わせる「棚」がありかがみこんでの作業。首、腰に疲れが来ます。もっともある先の選定から始まり秋の収穫まで何度となく屈みこんでの農作業、それなりの「耐性」もついて来ると農家の方は言います。

今年は大雪で春の作業は遅れたものの遅霜もなく順調に来ました。天候の順調に行って収穫の秋を迎えたいものです。 例の「美味しんぼ!」の動きを気にしながらの農作業になっています。ただでさえ止まぬ福島の風評被害、この上「鼻血が止まらい」「疲れる」などと言うことがうわさになれば、経済的損出では済まぬ、人権問題になってきます。
来月は陸上の日本選手権が福島で行われます。頑張る福島を発信しようとしても、また不毛な書き込みや、興味本位の報道が続くのでしょうか。「表現の自由」「知る権利」「報道の自由」憲法解釈の論議は、今のテーマばかりではなさそうです。

農産物の内部被ばくによる風評を懸念して、切り花「シャクヤク」を植えた農家がいます。「立てば芍薬座れば牡丹」のシャクヤク。出荷は来年以降になる先行投資です、農業に新しい希望を見出そうとしても「今度は鼻血のでる地域」。 技術立国なる日本が、不確定情報に右往左往。人口減少以上に心配される現状です。
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