鳥インフルの終息宣言が出ます。なんとか風評を抑えたい地元の思惑か、連休明けの絶妙のタイミングです。もっともこのような見方になってしまうのは「風評」に敏感になってしまう福島の性か。 とにかく、発生現場で鶏舎の処分や消毒など迅速に対応したおかげでしょう。 以前茨城で発生した時は、茨城から経由の資材やもちろん飼料も導入できなかったので、今回の九州西南部だけの発生は幸運でした。鳥インフルは渡り鳥による媒介といわれ、防ぎようがない部分があります。文字通りの終息であってほしいものです。 さらにその後の豚流行性下痢といい、家畜の疾病が取りざたされますが、昔から豚コレラ、ニューカッスル病などがありそれぞれ社会問題になっていました。消費者目線で取り上げられるようになったのはBSE辺りからでしょうか。

連休中に進んだのが田植え、もっとも以前ほど田植えも急がなくなりました。稲作の指導も時によって変わり、米の粒数を確保するためには早い田植えを・・・を推奨する時期もありましたが、早く植えてもあまり変わらん、に落ち着いたらしく、水温も上がる5月の中旬以降が適期とされるようになりました。

もっともこのような長閑な話をできるのもあと何年かで、TPPによって輸入米が増えるとコスト管理、大型化が余儀なくさて大幅に技術や作業体系、経営体資質までが変わらざるを得ません。

日本の田園風景も一変するかもしれません、それがいいことか悪いことかは歴史が証明するようになりますが、変革には「毀誉褒貶」が付きまといます。それがまた、経済観や食糧安全に基づくものなのか既得権益の保全しか考えていないのか、一見真面なことを言っているようで「衣の下から鎧」が見え隠れしている、と言うよりも舞台裏までが丸見えのところところが何とも可笑しい限りです、守る方も攻める方もですが。
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