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紙一重の幸福
地震、津波と追い打ちをかけた放射能災害。3重苦が続く福島から車で1時間足らず。現在建設中の高規格道路が出来れば約20分で結ばれる山形県米沢市。その米沢の福島寄りに「高畠町」があります。

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外資系のコンピューター大手からIT企業に転出して社長も務め、現在も社長業を兼務しながら福島の隣接「高畠町」で果樹農業をしている中村社長をお訪ねしました。
気候は福島より半月遅れか、先週末が桜が満開と言うことでした。山形は津波や地震の被害とは関係なく、放射能災害でも福島県から避難者が押し寄せたところ、福島では食べる人がいなくなった「山菜」のタラの芽も「遠慮なく食べています」とのこと、福島から国道13号線の峠一つ隔てた先に「地上の薬園」は存在していました。

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自慢のさくらんぼを説明する中村社長、社長は横浜と山形の往復生活、奥様が「山形の農園主」お孫さんの来園が何よりの楽しみだそうです。
奥様の話では、家庭菜園の範囲ではなく出荷、販売に対応する規模と技術を有するとのことで、何年か前山形県であった未登録農薬を使用した果樹園あって、使用していない品目にまで「風評被害」が発展。発覚した農園主は自殺と言う痛ましい結果になり、この果樹園も深刻な影響を受けてしまい「風評被害の怖さは身をもって体験しました」とのこと。

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ログハウス風の瀟洒なお住まいで、葡萄から育てた本格ワインを楽しむような農的生活も、人知れず「風評」と闘ってきた経験もお持ちです。
ですから高齢化が進む農村の様子、人口がピークアウトして国内食糧マーケットが縮小する現実、生粋の農家育ちよりも農業を見る目は複眼的でシビアです。

放射能災害によって、離農や買い控えによるマーケットの縮小に直面する福島。日本の農業の将来像が先んじてきてしまった感があります。山一つ隔てた山形と福島を見ながら、将来の農業や里山の暮らしに思いを馳せています。

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