春爛漫でも、何処か暗い影差す被災地福島。消費増税後の景気動向に各地でリサーチが行われていますが、被災3県においては景気もまだら模様、建設など復興関連はいいが既存産業は苦戦気味というのが大方の見方です。 ことろが、景気のいいはずの「除染業者」も契約のトラブルから、住民に費用の直接請求。市が払う必要はないと通達を指すなどそれなりの混乱はあるようです。

ご多分に漏れず、酒屋も郊外型の安売り店が大勢を占め、ドラックストアなど他業態でもアルコール飲料取り扱うようになる中で路地でがんばる小売店もあります。 見難いのですが向かって右の藍染の文字、「ごでらんに」=こたえられない(たまらない)、「さすけね」=さしつかえない(だいじょうぶ)、「なじょすんべ」=どうしよう。どうしようについては切羽詰まったものではなく「あらあら」ていどのニュアンスでしょうか。

近郊の神社の祭礼は、先日紹介しましたが総鎮守(かどうかわかりませんが、祭礼としては一番大きい)福島稲荷神社。そこの桜です。境内に入って確認したわけではありませんがおそらく「紅しだれざくら」、なかなかの異彩です。
その稲荷神社のそばで営業している、野菜カフェ「なないろ」。震災後の市民運動からスタートして、市民運動の段階ではなくなったとして独自の店舗を構えたとのこと。

市民運動からスタートして、いろいろな形に発展するケースもありますが、ビジネスであるようなないような。今後の消費者の反応に注目しましょう。商品は北海道、西日本の野菜や加工品、今後は惣菜にも手を伸ばしたいとのこと。
桜ならぬ芝ざくら、仮設住宅の土手に植えられていました。「仮設住宅で老婆が孤独死、死後10日は経過」と凄惨な新聞報道もありますが、そこからするとなんとなく安心するような光景ですが、考えてみれば長くて2年の仮設住宅。

もはやこうなると、仮設ではなく寄り合い長屋。しかし何と言ってもプレハブを無理に持ちこたえさせている現状。ストレスや住環境の悪さは想像に難くありません。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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