ようやく「春爛漫」の福島です。 桜が満開です、週末は花見日和にしては風が強かったのですが週明けはほぼ無風。このような穏やかな春は久しぶりです。

政府はベースロード電源は「原子力発電」と示しました。クリミアやウクライナ情勢が安定せず国際紛争の火種を抱え再生可能エネルギーも、掛け声ほど実現が現実的でないとなると、原発頼みにならざるを得ないというのが見解のようです。しかしエネルギーの使用を今後も増やすと仮定した中でのことで、この辺の見直しや「有事」のコスト計算を的確に行った上での選択か、といえばそうとも思えず、安定多数の「わが世の春」と少しでも長く享受したいという目先の利益ありきのような気がしてなりません。

近所の神社の桜も真っ盛り、平日とあって来るのはお年寄りばかりですが、永田町のお年寄りたちはまだまだ「先を読まない」と言うのか「読む必要を感じないのか」。もっと楽観的に考えて、科学技術は飛躍的に進歩してプロトニウムなどの再処理に成功し、原子力によってエネルギーが安価で無尽蔵に手に入る未来を想像するのか。

私も輝く未来を夢想することは嫌いではありませんが、先端技術を担うはずだった世界的な大企業、世界最大の民営(?)電力会社の東京電力の体たらく、「高濃度汚染水の移送ミス」などコントまがいのドタバタミスが一向に収まらず、地元首長も「ヒューマンエラー」とずいぶん高等な表現をしていましたが、要は人為的な失敗が続き、国際的にというか世界史に残るような体たらくであって、この上このスキームに乗って未来のエネルギーを託すとなると、「何とかに刃物」状態で、これこそ現実的な見直しが必要と思われます。
春爛漫で抜けるような青空でも、どうも気が晴れません。
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