花冷えから春暖へ、汗ばむ陽気です。走行中タイヤがバーストし路肩でのタイヤ交換も汗が流れました。

この暖かさで桜の開花も一気に進みます。染井吉野よりいくらか開花が早い雅桜、皇太子妃のご成婚にあやかって命名されたと言われるこの桜、染井吉野よりピンクがかり花一面にアクセントをつけます。
単なる気温だけではなく、高低や気流で開花が異なってきます。少々山に分け入れば、梅花も見事な花をつけ「主役は譲らぬ」とばかり咲き誇ります。艶やかさはないものの、凛とした気迫が梅の魅力です。

ところが、「放射能で梅の実が売れない」といきなり現実的な話題になってしまいますが。農家にしてみれば金額の多寡より、やはり風評が気になります。

農家の実情と今後の展望を方度しようと取材がありました。何度同じ事を聞かれても、その都度辛抱強く同じ答えを繰り返します。「がんばります」先ずはこれしかありません。

手相を撮っているわけではありません。掌には芥子粒のような小さな「レタス」の種子。風でどこにでも飛びそうな種子ですが、管理で立派なレタスになります。 「放射能災害さえなかったら」どれだけ商品価値が上がったか知れない「芯まで甘いレタス」。しかし、今年もまた蒔き続けます。小さな平箱で苗を作り、畑に移植します。乾燥だと枯れるし加湿だと腐ってしまいます、苦労に苦労し育てると「風評被害何ちゃら」。「芯まで甘いレタス」が一つ間違えれば「㌔幾ら」。農産物の宿命とは言え、苦労の春が続きます。
スポンサーサイト
テーマ:季節の話題 - ジャンル:ブログ
|