大雪の2月から続いた、震災から3年目の3月が終わります。 いろいろあった3月でした。とりあえず終わります、明日からは新年度の4月です。

春特有の風の強い日でした、満開の梅がの花弁が舞っています。いつの間にか、あの壁のような要塞のような残雪も消えました。
大雪で遅れに遅れた桃畑の剪定作業も急ピッチで進んでいますと言うか、進めざるを得ません。普段だとあちこちに見える作業の農家も、助っ人を頼んでの人海戦術の様相です。

果樹園に夕闇が迫っても、一刻を惜しむように作業が続いています。今年は風評被害が少しでも和らぐように祈るような気持ちで枝を落として行きます。
2月の大雪の最中に、東京大阪と商談会に歩きました。商談会場に届いたのが事故現場の汚染水漏れのニュース、こうなると風評被害が煽られるようなもの、タンクからのレバーが開いていて汚染水が流出していたとのこと。 過失、故意の可能性もということで、作業現場関係者・作業員のヒアリングを行って原因究明、とのことでしたが先日のニュースによると「判明を見ないまま調査体制の縮小」、つまりは「うやむやのままで終わります」とのこと。とばっちりを受け続けている事故現場から70km以上離れた果樹園ではたまったものではありません。

「復興有限責任組合」なんとなく勇ましげな看板も立っていました。ようは除染推進団体、ゼネコンからすると何時下請けでしょうか。それも地元の業者が受けようとすると公平を期すため組合を作れたとこと。
被災地の悲喜こもごもの表情を乗せて、新年度が始まります。
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